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2013年04月17日

『ジャンゴ 繋がれざる者』クエンティン・タランティーノ監督

 吉祥寺バウスシアターで鑑賞。


(映画公式HP)

 オープニングのジャンゴのテーマ曲でまずつかまれる。まあ、タランティーノだからこういうのは上手い。冒頭、クリストフ・ヴァルツ演じるシュルツが奴隷承認の拘束から解放された黒人の奴隷たちに北極星を示すセリフは”Follow the Drinking Gourd”で、あそこで映画を信用したですよ。

 シュルツがジャンゴ(ジェイミー・フォックス)に妻と同じ名を持つブルームヒルダの神話について語るシーンも、この作品が再現しようとしているものを自然な流れの中で表明している。ディカプリオ演じる農場主キャンディに責め殺される奴隷の名前がダルタニアンであることも、後の展開に決定的な意味をもってくる。先行する物語の使い方が効果的で、作品の底に一貫した倫理があることを観客に対して自然に示している。

 奴隷になった黒人女性の扱いについては、オクテイヴィア・バトラーの『キンドレッド きずなの召喚』を読むとよくわかる。

 そして、なによりも、これはクリストフ・ヴァルツの映画。当初の想定とは違う形になったものの、何とか目的を達して脱出は出来るという段階になっての内省シーンの緊張感から、一気に爆発させてのあのセリフに至るまでの演技は一秒たりとも忘れることの出来ないもの。一気に好きな役者の仲間入り。


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posted by すける at 14:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・演劇・ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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