2011年05月19日

3月のゲームブック周辺

 3月からは、SF以外の新刊チェックがおろそかになっていたのですが、調べてみたらゲームブック関連でそれなりに動きが。

 もう続刊は出ないのではとすら思い始めていたグレイルクエストシリーズ『七つの奇怪群島』が刊行。

七つの奇怪群島―グレイルクエスト〈04〉 (Adventure Game Novel グレイルクエスト 4)
七つの奇怪群島―グレイルクエスト〈04〉 (Adventure Game Novel グレイルクエスト 4)

 3巻の『魔界の地下迷宮』が08年の11月刊行で、4巻の本作が出るまで2年半。いくら新訳を立てているとはいえ、復刊とは思えないペースです。あいだに『ドラキュラ城の血闘』はありましたが。セプタングエース氏の体調がすぐれないようなので、そちらの方も関係あるのかもしれない。とにかく、レーベルが継続されてるのを確認できたのでよかったよかった。


 一方、東京創元社からSFとして刊行された『水の中、光の底 』の著者、平田真夫という人は、つまり『展覧会の絵』の森山安雄さんじゃねーか。えーとですね、50歳を越えて、プロの小説家としてデビューということですか。そして四半世紀ぶりに創元に復帰と。

 エッセイ「『展覧会の絵』の想い出」での
もう10数年も経つのだから、今更本音を言っても別にかまうまい。自分が本当にやりたいのは、あくまで「SFの小説」なのである。

という言葉には、ゲームブッカーとしては複雑な思いもあるのですが、宿願を果たされたということは、本当にすばらしいことです。ついでに『展覧会の絵』の売り上げにもフィードバックされるといいな。

水の中、光の底
水の中、光の底

展覧会の絵 (ADVENTURE GAME NOVEL)
展覧会の絵 (ADVENTURE GAME NOVEL)

 ゲームブックに関しては、当面創土社に頼るしかないわけですが、そろそろ思緒雄二『顔のない村』頼みます。こっちは、相当な加筆を前提にしてるんでしょうか。それにしても、現代教養文庫版の『送り雛は瑠璃色の』には、ひどい値段がついておるね。
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posted by すける at 03:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | ゲームブック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする